今月のことば

『情けこもったその一と言に 死んだ心も生き返る

                     初代管長 泉 波  秀 雄

 

 

 さて、今月は「声は肥なり」について考えてみたいと思います。同じ口から出る息についても、温かい風と冷たい風が出る事を皆様は知っておられるかと思います。この冷たい風、温かい風が作物にも影響して不作になったり豊作に
なったりするのです。この風が家庭内において吹いたらどうなるかという事を少し考えてみましょう。


 子供の成長時には、どうしても叱りつける事が多くあります。それでいて褒めることはあまりしないのが、私たち親ではないでしょうか。その結果、いつも叱られてばかりいる子供は「俺は駄目な人だ」と思い込み、やる気をなくしてしまうのではないでしょうか。「五つ叱るところを三つ褒めて、二つ叱っておけ」とはよく言われる言葉ですが、どんな子供にも長所はあるようです。叱りつける言葉は、温かい風でなく冷たい風になっているはずです。子供を怒りつけ、殴りつけた後は体も調子が悪くなっている事に、老境に入った今は身に体験しているところですが、やはり怒るということは、相手を傷つけると同時に自分の体調も悪くなっていることに気が付くのです。

 

 「声は肥」同じ口から出る言葉にも優しさが必要であり、慈しみの言葉が時として大事な事と痛感している今日です。皆様方におかれましても、もう一度自分たちが日ごろ使っている言葉、声について豊作型の声か不作型の声かについて反省してみて下さい。肥にならない声は出さないように心がけたいものです。

行 事 案 内

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7月1日

月次祭 正午より

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7月15日

感謝祭・大祓 正午より

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