今月のことば

『神を離れた心のすきに いつもあくまが忍びよる

                     初代管長 泉 波  秀 雄

 

 これから心を入れ替えて、立派な生き方をしようと決心しても、それがいつの間にかすぐ崩れてしまうというのは、それは誘惑に負けている姿であります。因縁に負けているといっても良いでしょう。


 誘惑というものは、悪い人がときどき自分を誘いに来る事であると思ったり、又、そんな事は滅多にない事だと思っている人がたくさんあるようですが、誘惑というものはそんなよそからお客さんのような形で、時々やって来るようなものではなく、いつでも自分の周りを取り巻いていて、心に隙間があればいつでも忍びこもうと狙っているものであります。


 いささかの隙間も無い様に、ああ自分はこの決心をして良かったといつも喜び勇んでいなければなりません。けれども人間は神様ではないのですから、どんなに良い決心をしても、次々と色々な気持ちがわいてきて、時にはモヤモヤとして来るのであります。そして心の晴れない事もあるでしょう。つまりそれが非常ベルを鳴らしていなければならない時でありますから、その時には走って逃げなければなりません。


 人間は誘惑に勝つ事によって、段々と強くなっていくのです。ローマ帝国のほろびたのは、外からの攻撃によったのではなくて、内からの崩壊であったように、人間が転落するのも、外からの誘惑によるというよりも、実は内からのものであると言えるようであります。

行 事 案 内

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9月30日

前夜祭 午後6より

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10月1日

65年祭並びに秋季大祭

 午前11時より

終了報告祭

 午後6時半より

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10月15日

感謝祭 正午より

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